緑庭記 2010.1
大雄山
小田原の大雄山最乗寺に初詣に行ってきました。
商売繁盛を祈願する建設業や自営業の方が、
作業着で訪れる姿を多く見かけました。
御真殿では、商売繁盛の祈祷が行われていました。
影からこっそり覗いてみると、妖しげな雰囲気の祈祷が行われていました。
来年は、あの空間に入りたい!
最終目的は、大雄山の最も高い所にある奥の院でのお参りです。
御真殿から奥の院までは350段余りもある急な階段を上ります。
お正月のなまった体には、とてもきつい階段でした。
このお寺の神秘的な雰囲気を醸しだしているのは、
直径2m程もある老杉です。境内で一番霊気が漂っていました。
他にも四季折々の花や植物を楽しむことができるそうです。
紫陽花や紅葉の頃に又訪れたいお寺でした。
龍潭寺庭園
浜松の龍潭寺に行ってきました。
龍潭寺本堂修復工事の為、全体像が見られず残念でしたが、
小堀遠州作の龍潭寺庭園に、深く感銘を受けました。
石と灌木を用い表した近景、遠景が美しい庭園でした。
遠景になるにつれ、石と灌木がまだらに配置されていて、奥行を感じます。
又、見る角度により同じ庭園とは思えない程、様々に趣が変わります。
この庭園の石は凝縮岩という地元で産する山石だそうです。
この石は、色あいの固体差が大きく、白い苔の風合いが
なんともいえない魅力的な石でした。
心静まる素晴らしい庭園です。