緑庭記 2009.2
寒い冬の過ごし方1
公園と植物園にお散歩に行きました。
モノトーンの空に黒々とした木の幹が、切絵のような、書のような感じです。
冬の生命力あふれる裸木に元気をもらいました。
サルスベリやスズカケノキ、モミジバフウの実もかわいらしく、
下に落ちたモミジバフウの実をこっそり持って帰りました。
寒い冬の過ごし方2
部屋で温かいお茶を飲みながらガーデニング本を読むのは、幸せな時間です。
そんな時にぴったりの本です。
園芸家ガートルード・ジーキル著作の「ジーキルの美しい庭」。
ジーキル自身が長い年月をかけて得た貴重な経験から、
植栽の配置や配色のあり方を忠実に、哲学的に模しています。
的確で、細部までの厳しくこだわる色彩計画や植栽デザインは、素晴らしいです。
風土の違う日本の関東地方では、同じようにはいきませんが、
綿密な計画の立て方や植栽の考え方はとても参考になります。
ジーキルのイラストや図面、お庭の写真はどれも美しく、
本を開くだけで満ちたりた気分になります。