緑庭記 2011.8
ハーブの時間
暑くてじめじめする夏は、ハーブバスが気に入っています。
ハーブは蒸れに弱いものが多いので、
風通しをよくする為に剪定することをお勧めします。
剪定した沢山のハーブを煮出してお風呂に入れたら、天然の入浴剤のできあがり。
葉や茎はネットに入れて一緒にいれます。
ローズマリー、ラベンダー、ミントなど香りの強いものが向いています。
ラベンダーの香りが好きなので、石鹸を作りました。
おろし金で無添加せっけんを粉状にして、
ラベンダーを煮出した汁とはちみつを混ぜて形を整えます。
(エッセンシャルオイルを少し加えた方が香りがでます。)
型に入れる方法もありますが、手で自然な形にするとハンドメイドのよさが出ますね。
ぽこぽこしてお菓子のような石鹸です。お風呂の時間が楽しみです。
染と織
日本民芸館に行きました。
今回の企画は、芹沢銈介さんと柳悦孝さんの染と織の作品でした。
芹沢さんの意匠の素晴しさに虜になってしましました。
永遠のモダンを感じさせるデザインでありながら
素朴な自然の美しさも兼ね備え、シンプルでありながら有機的。
相反する要素が絶妙に同居する作品は、飽くことがありません。
製作分野は着物から本の装丁など幅広いものですが、
型彫から染まで全て芹沢さん本人が行ったそうです。
柳宗悦さんの自邸であった西館も公開されていました。
柳宗悦はデザイナー柳宗理のお父さんで、日本民芸運動のリーダー的存在でした。
建築、建具や畳、家具、装飾品・・に用の美のエッセンスが凝縮されていました。
民芸館は小さい頃からお気に入りの場所です。とても心落ち着く空間でした。