緑庭記 2008.9
炭のチカラ
炭は偉いです。
炭といっても木炭、竹炭、くん炭など多種多様。
炭を土に混ぜるだけで土にいいことづくしです。
保水性、排水性、通気性が良くなり、浄化作用、
土壌の酸化防止、ミネラル補給、有毒ガスの吸着作用もあります。
木炭や竹炭は多孔質なので、微生物のよい住処となるそうです。
混ぜて使う以外にも鉢底石の替わりにも良さそうです。
燃えるマンジュシャゲ
家の裏山の土手が燃えています。彼岸花の群生です。
土手に集中して咲いているので、不思議に思い本で調べてみると、理由がわかりました。
土手を破壊するネズミ対策に、毒性の強い彼岸花を植え置いたそうです。なるほど。
墓地と彼岸花の組み合わせも、かつて土葬にしていたことを思うとうなずけます。
最近ではリコリスという名前で、様々な種類が出回っていて
一般のお庭にも植えられるようになってきました。
2ヶ月前程、彼岸花の球根植栽の依頼がきました。
本格的に咲いてくれるのは、来年の秋です。
どうか元気に燃えてくれますように・・
呼び方はなんと900にものぼるそうですが、
個人的に好きなのは、天上に咲くという花の名からきた
マンジュシャゲという呼び方。
やさしい響きです。